設立趣旨

 

1 趣 旨

 

 近年、障がいがある人たちや心に悩みをもつ人たちにとって環境や制度などが大きく変わり、障がい児及び障がい者が地域の中で生活していくために取り組まなければならない課題は山積しています。

 

 

 障がい児者は、地域においてさまざまな教育・福祉サービスを利用して生活しています。しかしながらその現状を考えた時、彼らが人間関係の狭さや社会体験の少なさといった課題に悩んでいることは否めません。たとえば、障がいのある児童生徒の放課後や土日・長期休業中における過ごし方を考えると、そのほとんどを家庭内で過ごし、ずっと一人でテレビを観たり、ゲームに夢中になっていたりしている者が大半を占めているようです。また、人とのかかわり合いにおいては、保護者や支援者など限られた大人との、拡がりの少ない人間関係の中に押し込まれている状況が見られます。このように、本来ならば、同世代の友だち・仲間集団とのかかわり合いの中で育っていくべきコミュニケーション能力やスキルを身につけることなく、発達が阻害された状態におかれていることは、彼らの「生きる喜び」を奪うことにもつながっているのではないでしょうか。

 

 

 こうした子どもたちに、家庭・学校以外の、地域における第三の「生活の場」を提供することは、人間関係や社会体験の幅を拡げ、豊かに生きていくための力を育てる一助となることが期待できます。もちろん、その「生活の場」は、一人ひとりのニーズに応じた支援が行われ、心から安心して過ごせる場であることは言うまでもありません。

 

 

 そこで、障がい児者や心に悩みをもつ者がいつでも、だれでも、自由に、この場に来れば「友」だちが居る、いっしょに「遊」ぶ、「悠」っくりと過ごす、すべての人が「優」しくなれる「だれもの居場所」という拠点づくりに取り組み、だれもが「幸せ」を感じられる場、「他の人の喜びが自分の喜び」へとつながる地域づくりを模索していく必要があります。

 

 みんなの広場「ゆう・ゆう・はぎ」を拠点として、障がい児及び障がい者や心に悩みを抱える青少年の地域における生活支援の充実をめざして、福祉サービスに関する事業を提供するとともに地域福祉の推進、青少年健全育成、ボランティア活動の充実と育成に努めることによって、共生社会の実現に寄与したいと考えます。

 

 

 

 

 

2 特定非営利活動法人 ゆう・ゆう・はぎ の具体的活動予定事業

 

        

 

    (1)「みんなの広場 ゆう・ゆう・はぎ」の施設開放に関する事業

 

    (2) 障がい児及び障がい者と健常者や地域の人々との交流に関する事業

 

    (3) 放課後等デイサービス「ドリームキッズ」の運営事業   

 

(4) ケアホーム、グループホームの運営事業

 

    (5) ボランティア活動の充実と従事者の育成に関する事業

 

    (6) 前各号に掲げる事業を通じて行うまちづくり事業    

 

    (7) その他、定款第3条の目的にかなう事業

 

   

 

 

 

 

 

     特定非営利活動法人 ゆう・ゆう・はぎ 

 

          代表 長田光雄   

 

          理事 中原憲明   石本 治  中川正道    岩本眞知子

 

          監事 佐伯重夫  錦谷浩文