H31年度 職員自己評価の分析・改善策

 

 

 

環境・体制整備について(評価項目①~③)

 

 ・建物の増築はすぐには難しいのが現状である。意見にあるように、整理整頓を心がけたい。

 ・法的な人員配置を満たしてはいるが、安心・安全のためには、利用人数の調整が必要である。

 

業務改善について(評価項目④~

・保護者の評価は毎年実施し、一昨年度からは、自己評価とともにHPで公開している。

・第三者委員会の設置・評価は義務付けられたものではない。設置することが望ましいとあるが、中立的な立場の委員を選出する必要があり、経費もかかることから、当事業所では、法人の理事に日々の活動の様子を知らせるにとどめている。

 ・研修については、希望があれば積極的に参加してもらいたい。出張を命じることができない場合には、自己研修として旅費または、参

 加費のどちらかを事業所が負担している。

 

  適切な支援の提供について(評価項目⑨~⑲)

・アセスメントツールについては、利用期間の長い者に対しては、旧ツールを継続して使用していたが、実態に即さなくなり、使用しなくなった経緯がある。早急に独自のアセスメントツールを策定してアセスメントの深化・効率化を図っていきたい。

・多数の利用登録者を抱える中で、一人ひとりについて全職員でアセスメント会議を時間をかけて行っていることや保護者面談も半年に1回必ず行って共通理解をしていることは評価に値すると考える。ただ、登録者数があまりにも多くなりすぎてアセスメント時間の確保などに無理が生じてきている課題も出てきている。

 ・外部研修にはどんどん参加させているが、雇用時初任者研修や事業所内の研修のあり方も充実したものにしていきたい。

・放課後等デイの法的根拠や制度などについては、早急に事業所内で研修を行っていく。

 

関係機関や保護者との連携について(評価項目⑳~㉙)

・昨年度から萩市の「自立支援協議会」が立ち上がり、就労支援部会・相談・地域支援部会・子ども支援部会の3部門に分かれての協議が

 始まったばかりである。管理者が出席し協議している。

・サービス担当者会議(ケース会議)については、自発管が出席している。サービス提供時間中の開催が多いので、職員の出席が難しい面がある。開催時間変更の申し入れを行い、可能ならば精通した職員も参加ができるようにしたい。しかし、会議参加後は、伝達の書面を回覧しているので、必ず目を通してほしい。また、日々の記録、職員会議録等に必ず目を通してから参加している。

・ペアレントトレーニングについては、外部研修会への参加や専門家を招聘しての内部研修を検討したい。

 

保護者への説明責任等について(評価項目㉚~㊲)

・昨年からの懸案であった、保護者会を開催できたことは良かったが、研修講演会と抱き合わせにしたので時間的にバタバタしていたよ

 うに思う。また、託児も兼ねて子どもたちの調理活動を行ったので、キッズ職員の研修会参加が叶わなかった。さらに、検討して職

 員・保護者が参加しやすい形にしていきたい。

・キッズ主体の行事というか、キッズが実践していることを報告する機会を設定したらどうかと思っている。

 

★非常時の対応について(評価項目㊳~㊸)

・緊急対応マニュアルは策定している。しかし、職員個々への周知徹底がなされていなかったことは重大な問題であると考える。避難訓練に合わせる形で職員研修を実施していくとともに、採用時研修等での徹底を図っていきたい。また、今回は早急に全職員への研修を行い徹底を図りたい。

・食物アレルギーについても同様である。

・排泄介助やおむつ交換等がどの職員でもできるように情報交換を定期的に実施したい。

・医療的ケアの必要な利用者についても、吸引等の専門的な行為以外(食事介助・流動食の作り方等)をどの職員も経験したいと思っている。

 

  その他

・今年度の自己評価では、「無回答」の比率がかなり高かった。年度途中からの非常勤職員が多かったことが原因の一つとして考えられる。しかし、年度途中からの採用であるからこそ、利用者の情報や危機管理の対応等については時間をとって周知すべきであったと反省している。

・「放課後等デイサービスガイドライン」については、時間をとって読み合わせをしておく必要がある。

 早急に実施したい。

・今年度末から北浦地区の放課後等デイサービス事業所が定期的に集まって情報交換の場を立ち上げることができた。他の事業所と利用がかぶっている子どもが多いので、しっかり情報交換しながら、支援にあたるとともに、他の事業所の活動を参考にしながら、支援の質の向上を図っていきたいと考えている。

・職員の勤務時間がバラバラのため、反省会を全員で実施することが難しくなっている。ぜひ、日々の記録を長くなくてよいので、早く書いて情報を共有していくことが重要と考える。反省会の時間帯等についても再考していきたい。

・職員全員が揃う時間が少ないからこそ、報告・連絡・相談・確認は確実に実施していきたい。

・「発達」についての研修を深めていきたい。

・その日その日の利用者の様子で、臨機応変が求められることが多い。一人で抱え込むことなく、SOSが躊躇なく出せる職場であり、そのSOSを受け止めて前に進める職場でありたい。